00733-060911 表紙にshio写真!!
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今日の白黒写真はすべてリコーのGR Digital、白黒モードで撮影したものです。
今日、韓国から月刊誌「MacMadang」(Macマダン)9月号が送られてきました。
もちろん中身はすべてハングルです。
封筒を開けてみたところ、shioが撮影した写真が、表紙全面に使われています!!
http://www.flickr.com/photos/shio/241187612/ http://static.flickr.com/89/241187612_ffd4f27e34.jpg
EOS 20D EF24mm F1.4
感激!!
もちろん記事の中にもたくさん使っていただきました。うれしいです。
shio가 촬영한 사진을, 표지에 사용해 주시고, 정말로 감사합니다!!
http://www.flickr.com/photos/shio/210135683/ http://static.flickr.com/77/210135683_c54caac079.jpg
ちなみにこれが元の写真です。
この写真は、MacPeople10月号にもWWDC特集のトビラ写真(21ページ)として使っていただきました。うれしいことです。
http://www.flickr.com/photos/shio/204247491/ http://static.flickr.com/77/204247491_ed29d883af.jpg
さて先月、クラゲの撮り方について書いたところ、「こんどはぜひ人の撮り方を書いてください」とのリクエストをいただきました。
shiologyには人物写真はあまり載せていませんが、実際のところ、shioの写真は人物を撮ったものが多いです。そこで今日は、shio流の人物撮影術。
http://www.flickr.com/photos/shio/204247407/ http://static.flickr.com/78/204247407_e0198a5b6c.jpg
(1) その人を心から「好きっ!!」って思う。
これが一番大切。美しいとかカッコいいとか、そういう外見・容姿は全く関係ありません。容姿にほれて写真を撮っても、外見しか写らない。「その人」を好きだと思う気持ちを持って撮れば、その人のココロを写せます。写真は「写心」です。 「写心」についてはこちらにちょっとだけ書いてます。
http://www.flickr.com/photos/shio/204247384/ http://static.flickr.com/61/204247384_db9baaa177.jpg
(2) その人と常に「対話」する。
実際にことばを交わして会話します。会話をしながら撮影すれば、ことばの聞こえるあったかい写真が撮れます。また撮影の瞬間に会話できない場合(たとえば結婚式中に祭壇の前に立っている新郎新婦)では、事前にたくさん会話をしておくことによって、撮影中も撮影者との対話のある写真になります。撮影中は、声を出せないとしても、目で、語りかけています。そして、どうしても実際に会話できない相手(たとえばステージ上のSteve Jobs)とも、できるかぎりココロの対話をします。相手のことばにココロの耳を傾け、自分も語りかけるのです。
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(3) その人の「キラキラ」を見つける。
人にはいいところがたくさんあります。いいところ、プラスなところ、輝き、「キラキラ」を探し続け、それを撮ります。常に「いい!!」「ステキ!!」「カッコいい!!」「きれい!!」「スバラシイ!!」と感じ続ける感性を研ぎすませます。「キラキラ」を撮ることについては、以前に書きました。
ただし、これはあくまでもshioの好み。人によってはその人の「ドロドロ」を撮りたいかもしれないし、「メラメラ」を撮りたいかもしれない。したがってここで大切なのは、撮影者がその人の何を撮りたいかを明確にし、それをその人の中から探すことなのです。
http://www.flickr.com/photos/shio/201667447/ http://static.flickr.com/64/201667447_dbf4bc21f1.jpg
(4) その人を上下左右360度から「観察」し続ける。
その人は太陽のごとく、中心で輝いています。その人の「キラキラ」はその人が発しています。だからその人を周りからよくよく観察する。同時に、その場所の背景も360度観察して、「その人」を表現するのに最もふさわしい背景を見つけます。その場の世界が、その人を中心に回っていることを感じられれば、その人が中心にいてその人が主役の写真が撮れます。
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(5) その人の「目」を撮る。
中心にいるその人のさらに中心。それは「目」。目がその人のココロを語っています。だからその人の目を撮る。ピントは目に、露出も目に合わせます。厳密なことを言うと、原則としては撮影者から見て手前にある目の、まつげの付け根にピントを合わせます。
http://www.flickr.com/photos/shio/201666605/ http://static.flickr.com/64/201666605_a092ccd3eb.jpg
ときどき、「最近のカメラはオートフォーカスだからピントはカメラが自動的に合わせてくれる」と思っている人がいますが、そんなことはありません。ピントを合わせる場所によって、ピント、つまり焦点が合う面までのカメラからの距離はまちまちです。だから、ピントを合わせる場所を撮影者が選んでいない限り、カメラが自動的に「ピントを合わせた」としても、それはカメラが適当に距離を設定したに過ぎず、本来の意味でのピントは合っていません。ピントを合わせたい場所を撮影者がカメラに教えてやって、その場所にピントを合わせることができて初めて、「ピントが合った」状態になります。多くのカメラは、絵(モニタで見えている絵、あるいはファインダーの中の像)の中心にある被写体にピントが合うように設計されています(一眼レフには、ピントを合わせる箇所を選べるカメラもあります)。だから、まずは画面の中心をその人の手前の目に向け、シャッターボタンを半押しし、ピントを合わせます。そしてそのまま半押しの状態をキープ(ピントを固定)した状態で、作画します(カメラの向きを微妙に変えて、撮りたい絵にする)。そしてシャッターを切ります。
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さて上記の(1)〜(5)。実は、人物を撮影するときだけではなく、およそ被写体がなんであってもすべて同じです。shioは被写体が何であっても、たとえばモノであっても、それを「好きっ!!」と思い、「対話」し、「キラキラ」を見つけ、「観察」し、その「目」を撮る。これがshioの「写真表現」です。
http://www.flickr.com/photos/shio/201665994/ http://static.flickr.com/68/201665994_f3d1dc1ed3.jpg